No. 214 ダブルピース的パーソンセンタードケア②

みなさん
こんにちは!
デイサービスダブルピースの風間です。

ダブルピース的パーソンセンタードケアをお伝えし始めております。
この考え方は、
認知症ケア

に特化したものと言われていますが、
人と人との関係の中で、
ごく自然なことであるにも関わらず、
実は、意識しないと実践できないことと
私は考えています。

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看護学生に伝えたい
パーソンセンタードケア②
たずさわること



【利用者様もダブルピースの一員】

プログラムの段取りや片付けなど、
様々なことに
「たずさわって」
頂いて おります。

・タオルや膝掛けなどの洗濯物をたたむ
・ボールドラムの準備や片付け
・職員とおやつの支度
・テーブルを拭く
・折り紙や毛糸等材料の整理
・食器の洗い物、片付け

などなど・・・
必ず、みなさんに役割をお願いし、
何かにたずさわって頂いております。



【周りか ら自然に『ありがとう』】

利用者様が何かに携わると、周りか ら自然に『ありがとう』が発生します。
人の役に立っている状態は、
老いも若き も嬉しいものです。
さらに、『ありがと う』の言葉は相手への承認も含まれ、言った方も清々しい気持ちになります。


【役割遂行は来所のモチベーション】

ある帰宅願望の強い利用者様は、
役割を与えられることによって、
その帰宅願望がほとんど無くなりました。
帰宅時間や方法は気にしますが、
『今帰りたい』を言わなくなりました。
役割の時間になると、
自分から私達のところに
やって来ます。

私は常々、

『不安感は退屈さによりつくられる』

と思っています。
逆に言うと、

『充実していれば、不安は軽減できる』

と言えます。

活動と休息のメリハリがついてくると、
退屈さが薄れ、充実感が増大します。
そのために、
施設の流れに

たずさわること

が重要だと考えます。