自分以外みんな先生
ほんと、良い言葉だと思います。
『太上は天を師とし、其次は人を師とし、其次は経を師とす。』(言志録)
「言志録」という書にある言葉です。
江戸時代、現在の東京大学の前身である幕府の学問所「昌平黌(しょうへいこう)』の総長であった
佐藤一斎が、40年間書き続けた1133条からなる
人間学の極み
と呼ばれています。
あの西郷隆盛もこの書に学び、
指導者のためのバイブルと言われています。
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【ついやってしまう愚かな思考】
最高の先生は「天(大自然)」だから、天(大自然)から学びなさい。
その学びを極めたら、「人」から学びなさい。
そして最後に「書物」から学びなさい。
人を成長させる良書から学びなさい。
こう教えてくださっています。
大自然には逆らえません。
どんなに雨が嫌だと言っても、変えられません。
どんなに猛暑が嫌だと言っても、私たちに天候を変えることはできません。
それと同じように、
他人を変えようとするのは、
天気・天候を変えようとするが如く、
愚かなこと
と教えてくれています。
人はつい、
あの人がこうなってくれたらいいな・・・
みんながこうしてくれたらいいのに・・・
と考えがちになり、
事の解決を自分以外に求めてしまうことがあります。
その結果、
思い通りにならず、
ストレスを抱えたり、
モチベーションが上がらなかったりします。
これってよくあるパターン。
人に何かを求める前に、
まず、自分が改め、自分が学び、自分から変われば良い
という、とっても
シンプル
な教えなのです。
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【対人関係悪化の急性期には・・・】
『人は鏡』とよく言います。
人は鏡である事を前提に置くと、
特に人間関係の不調和を感じる相手との関係性は
見事に『鏡』だと思います。
こうしろ、ああしろとあれこれ要求したり、
こうしたら良いああしたら良いと提案や指導をしたり、
これは、天気・天候を変えようとしていることと全く同じ。
人間関係の不調和を感じたら、
『相手は変わらない。変えられない』
事を肝に銘じ、
自分が変われば良い
そうすれば、相手は鏡なんだから変化するはず。
これほんとシンプルです。
人間関係の不調和の中で、
なぜまた自分がこんな思いをするのか・・・
なぜ相手は◯◯してくれないのか・・・
打ちひしがれて、落胆して何もかも手につかない・・・
仕事や勉強に影響を及ぼすほどの落ち込み・・・
これは『急性期』だなあ・・・と。
落胆している暇があったら、
腹を立ててイライラしている暇があったら、
さっさと行動する!!
トイレ掃除でも
部屋の模様替えでも
衣替えでも
読書でも
何か自分にプラスになる事を実行し、
停滞している空気感に
風を吹かせる
ことが大事!!!
これは相手の言動で自分が嫌な思いをしていることになるので、
相手にとっても、他者にそう思われているのだから
良い状態ではないことになります。
しっかりと相手の存在そのものを承認し、
停滞している空気感に風を吹かせるべく
自らが行動を起こすことは、
自分にとっても相手にとっても良いことに繋がるのではないでしょうか?
って貴重な経験より(笑)
人間関係に悩んでいる人は、
良い先生に学んでいるって事ですね。
あ~~鈴虫が鳴いてる🎵
あ、『無視(ムシ)』は『認める』の反対ですよん🎵